七五三はいつお祝いすればいいの?数え年?満年齢?
2022.07.25
七五三はお子さまの成長をお祝いする伝統的な行事のため、誰もが知っていると思いますが、お詣りや前撮りをどのタイミングで行えばいいのか分からない方も多いのではないでしょうか?また、何を着たらいいか迷う方もいらっしゃると思います。
そこで今回は七五三についての基礎知識をまとめたので、これから前撮りやお詣りに行かれる方はぜひ参考にしてみてください♪
1.七五三の由来
七五三という行事の由来になったのは、古くから行われていた3つの儀式「髪置の儀」「袴着の儀」「帯解の儀」です。
そもそもこの3つの儀式はどのようなことを意味していたのでしょうか…?
・髪置の儀(3歳)
子どもの成長を願うために平安時代から行われている儀式です。江戸時代頃までの3歳未満の子どもは男女関係なく、病気を予防するために髪を剃る風習がありました。3歳以降は立派な子どもに育ったことを祝して「髪置の儀」を行い、この日から男女ともに髪を伸ばすことを許されました。
・袴着の儀(5歳)
5歳になった男の子が初めて袴を着るという儀式です。
勝負の場で「天下を取る」という意味を持っており、基盤の上に立ち、吉方を向きながら袴に着替えて将来の成功を祈ります。
・帯解の儀(7歳)
今まで着物に縫い付けられていた紐を外し、大人と同じ帯を結び始めることを祝うための儀式です。
江戸時代より前はこの儀式を男女ともに9歳の時に行っていましたが、江戸時代からは女の子は7歳・男の子は5歳に大人への仲間入りになる儀式として行われるようになりました。
2.満年齢・数え年どっちでお祝いすればいいの?
女の子の七五三は3歳・7歳、男の子は5歳で行うのが一般的ですが、関西の方では3歳男の子も七五三を行っています。
そこで、七五三のお祝いは満年齢と数え年どっちでお祝いするか迷いますよね…。
昔は数え年で行うことが正式とされていましたが、現在ではどちらでも良いとされています。そのため、お子様の成長に合わせて満年齢か数え年決めるといいでしょう。
数え年で七五三をする際に慣れない着物での参拝や撮影により疲れてしまうことを心配される親御さんも多いので、そのような心配がある方は満年齢の3歳になってからのお祝いをおススメしています。
2022年七五三早見表
数え年 | 満年齢 | |
3歳 |
令和2年生まれ |
令和元年生まれ |
5歳 |
平成30年生まれ |
平成29年生まれ |
7歳 |
平成28年生まれ |
平成27年生まれ |
※2022年版
※早生まれのお子様で、同じ学年のお子様と一緒のタイミングでお祝いを考えている方は、早生まれ=数え年、早生まれではない=満年齢で行うと同じタイミングでお祝いができます。
七五三早見表(2023年~2027年)
令和5年 |
令和6年 |
令和7年 |
令和8年 |
|
数え年 |
令和3年生まれ |
令和4年生まれ |
令和5年生まれ |
令和6年生まれ |
満年齢 |
令和2年生まれ |
令和3年生まれ |
令和4年生まれ |
令和5年生まれ |
数え年 |
令和元年生まれ |
令和2年生まれ |
令和3年生まれ |
令和4年生まれ |
満年齢 |
平成30年生まれ |
令和元年生まれ |
令和2年生まれ |
令和3年生まれ |
数え年 |
平成29年生まれ |
平成30年生まれ |
令和元年生まれ |
令和2年生まれ |
満年齢 |
平成28年生まれ |
平成29年生まれ |
平成30年生まれ |
令和元年生まれ |
〇お詣りや前撮りはいつしたらいいの?
七五三のお祝いをする日は、一般的に11月15日とされており、この時期に神社でご祈祷を考える方が多いと思います。そのため、11月15日前後は神社が大変混雑し、ご祈祷のご予約が取れない可能性もあります。最近ではお父様・お母様のお仕事の都合もあるため、10月~12月にお詣りをする方が増えています。
ただし、早い時期(9月・10月)は気温が高くなる日もあり、遅い時期(12月)は気温が一気に下がることもあり、体調を崩してしまう場合もあります。また地域によっては台風や雪の影響を受ける可能性もあるので、できるだけお子様の負担にならない時期を選んだ方がいいでしょう。
現代においてもお日柄を気にされる方は多くいらっしゃいます。しかし、大安と土日が重なる日は、神社も大変混み合います。仏滅以外なら吉とされる時間帯もあるので、混雑が苦手なお子様にはそちらもオススメです。
先勝 | 友引 | 先負 | 仏滅 | 大安 | 赤口 |
午前〇 | 朝晩〇 | 午前× | 午前× | 午前〇 |
11時-13時〇それ以外× |
午後× | 昼× | 午後〇 | 午後× | 午後〇 |
〇六曜とは
・先勝(せんしょう / せんがち / さきがち)
六曜で3番目に良い日とされています。先勝は「先んずれば即ち勝つ」という意味を持つため、お祝い事は午前中に行うことが適しており、午後は凶とされています。
・友引(ともびき)
大安の次にお祝い事に向く日とされていますが、お昼は凶なので朝と夕方以降が適しています。「友を引く」とういう意味なのでお祝い事には適していますが、葬儀などは適していません。
・先負(せんぶ / せんまけ / さきまけ)
先勝と反対の「先んずれば即ち負ける」という意味を持つため、お祝い事は午後から行うことが適しており、午前は凶とされています。
・仏滅(ぶつめつ)
最も縁起が悪い日。「物が終わる日」なので仏事などには良い日とされていますが、七五三等のお祝い事は仏滅の日を避けた方がいいとされています。
・大安(たいあん)
最も縁起の良い日。一日中吉日のため、お祝い事には最も適しています。
・赤口(しゃっこう / しゃっく)
仏滅の次に縁起の悪い日とされています。火の元や刃物などの死を連想させるものに注意が必要です。このようなことからお祝い事には向いていないと思われがちですが、11時~13時であれば吉とされています。
広映堂スタジオでは七五三撮影は年中可能ですので、皆さんがご都合の良い時期の撮影でも大丈夫です◎
しかし、お詣りと同様10・11月に撮影を考えている方が多いため、土日は特にご予約が取れない場合もあります。毎年2・3月には一番お得な衣裳展を開催しており、そちらでご成約いただくと、父母和装無料など特典が盛りだくさんになっております。また、七五三シーズン以外ですと早撮り割引もございますので、早く撮影すればするほどお得になるのでオススメです✨
〇前撮り・当日撮影・後撮りのメリット・デメリット
①前撮り
メリット |
デメリット |
・子どもの負担が少ない ・お詣りの時と違う衣裳を着ることができる ・前撮りの時期によっては早撮り割引がある |
・お詣りの日にしか参加できない方と一緒に撮影ができない |
②当日撮影
メリット |
デメリット |
・1日で撮影もお詣りも済む ・着付けやヘアメイクがされている状態なので、お詣りに直行できる ・遠方に住む祖母様とも一緒に撮影・お詣りができる |
・スケジュールがハードなため、お子様が疲れてしまう ・時間に追われるのでみんなでゆっくりできない ・予約が取りにくい |
②後撮り
メリット |
デメリット |
・七五三シーズンではなくなるので、比較的に予約が取りやすい |
・気温が低いため、風邪など体調を崩してしまう可能性がある |
3.まとめ
広映堂スタジオでは、七五三用の衣裳・ごきょうだい様用の衣裳・ご両親用等多数ご用意しております。様々な色や柄のお着物であったり、ドレス・洋装・鎧兜の衣裳もご用意がありますので、2着目の撮影によろしければご利用ください!
また、前撮りだけでなくお詣り時の着付け・レンタルや秋には神社ロケも行っているのでお気軽にお問い合わせください。皆様のご来店をお待ちしております♪