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-豆知識系コラム-

2023年最新《ゴージャス振袖》特集

2022.07.07

【ゴージャス系振袖についてのコラム】

 

振袖を着るなら、振袖でしか着られない豪華で煌びやかなものを着て成人式を迎えたい!と思う方は多いですよね。

 

振袖姿の人が並んでいると、何色が派手、豪華と感じるのでしょうか?

 

みんなが見ても豪華な振袖にしたいけど何色にしたら、、どんな柄にしたらゴージャスに見えるだろう、、、迷う方もいらっしゃると思います。

 

普段のお洋服と違い、基本的に華やかな振袖の中で、更に豪華でゴージャスなものを着ようとしても中々選ぶ基準も難しいと思います。

 

実際には、振袖の色だけではなく全体の柄や光沢感、合わせる帯の色によっても、華やかさはかなり変わってきます。

 

ですので、色だけで絞って判断するよりも

 

振袖全体の柄、雰囲気でお気に入りの着物を決めるとその後のバランスが決めやすいので、

まずは、ご自身がパッと目をひいて華やかに見えるお気に入りの振り袖を選ぶことをおすすめ致します。

 

それでは実際に

豪華でゴージャス系の振袖を選ぶポイントとなる部分はどういったものなのでしょうか?

 

 

1.金色の入った振袖

 

なんといってもゴージャス系と言ったら「金色」が入った着物は大変人気です。

 

 

「金色」(ゴールド)は、「豪華さ」や「豊かさ」の象徴であり、

 

色味としては「黄色」に近いのですが、金色が特別なのは金属の光沢があるというところです。

 

金属は光を反射してツヤツヤとした輝きが表面に出る特別で独特な色味です。

 

金属の中でも、金は特別で、

メダルの色が上から「金・銀・銅」の順番になっているように、金色(ゴールド)は、金属の中でも特に「高級な色味」として位置づけられます。

 

 

何故、高級なイメージがついているのかというと、金が錆びにくいという性質を持っているためです。錆びる事なくその美しさが永続されることから高級なものの代表格となっているのです。

 

昔から「金」は富と権力の象徴として、

冠や装飾品などに使用されてきましたが

 

現代では「金メッキ」の技術が発達し、

一般の人でも気軽に金の装飾を楽しめるようになりました。

 

しかし伝統的な振袖には今でも本物の「金」が使用されているのです。

 

このような金装飾には、専門の職人さんの高度な技術が必要になってきますので金色の入った振袖はとても豪華でゴージャスなものとなるのです。

 

 

 

(1)振袖に使われる「金色」について

 

 

 

【金彩】

 

振袖など着物の生地に金色で彩色することを「金彩」といいます。友禅染めで着物の色柄を染め上げた後に、最後の「お化粧」として金彩加工などを施します。

 

 

※友禅染めとは?

 

   ↓

友禅染めは江戸時代、京都の扇面絵師、宮崎友禅斎によって考案された染め方です。

創始者の名前から友禅という呼称がつきました。友禅染めの特徴は色をつける時に混ざらないよう糊を用いることで、模様の輪郭に合わせて糸のような細い線で糊を置いていくので

糸目糊と呼ばれています。

 

染料のにじみを糊が防いでくれるため、絵画のように色鮮やかで美しい模様を描くことが出来きます。四季があり、季節の移り変わりにより育まれた日本独自の繊細な色づかいにより表現される色味の美しさは、まさに日本絵画のように繊細で芸術的。

 

また、友禅染めを施した着物のことを友禅着物と言い、動物や植物、自然の風景などをモチーフにした柄が特徴です。

 

友禅は作られた地域によって違いがあり、京都で作られたものを京友禅、金沢で作られたものを加賀友禅、東京で作られたものを東京(江戸)友禅、新潟県で作られたものを十日町友禅(吉澤友禅)と呼びます。

 

 

 

 

【金彩】には様々な伝統技法があり、代表的なものを少しご紹介します。

 

 

①筒描き(金くくり)

 

友禅染めでは、柄の境目に糸目糊(いとめのり)を置いてから染色するのですが

この部分は、染色後に細い白線として残ります。

 

「筒描き」は、糸目糊を置くときと同じ筒状の道具を使って、白く残った部分に金線を描くのですが、この時に用いられる「金色」は、

樹脂に金粉を混ぜた「金線糊」になります。

 

白線からはみ出さないように、同じ太さで均等に金線を描くのには大変繊細な技術が必要とされます。

 

 

②箔(はく)

 

金箔は、金を薄く薄く伸ばして板状にしたものです。

金箔を貼り付ける部分に型紙を置き、接着剤を塗ってから、綿花などで箔を押しつけて金色に彩色します。

 

金箔を使った金彩加工には、「押し箔」「摺り箔(すりはく)」などがあります。

 

金箔にしわがよったり、破けたりしないように職人が高い技術をもって加工し作り上げるのです。

 

金箔は最近の流行でもあり、成人式の際、髪につける方も多いので馴染みがあるのではないでしょうか??

 

 

 

③金砂子(きんすなご)

 

七夕の歌で「きーんぎーんすなご〜♪」という歌詞がありますが、これは細かい金粉や銀粉をまき、散らすようにして装飾する技法のこと。

砂子のように美しい天の川の様子を歌っているのです。

 

「砂子」は、接着剤を置いた生地の上にとても細かい金粉を振り落として染色します。

さらに筆や綿花を使って「ぼかし」を表現することもあります。

 

 

振袖に使われる「金」と一口に言ってもこんなに色々な種類があるのです。

 

 

 

又、ラメ織りという種類もあり

 

金銀のような金属糸や、金属的な光沢のある糸を用いた織物で、御召などに用いるほか、箔としても染め加工に用います。ラメ・クロスともいいます。

 

ラメ入りの振袖も大変ゴージャスで、動くたびにキラキラと光り目立つのでおすすめです。

 

 

では、袋帯に使われる「金色」は

どのようなものでしょうか?

 

振袖や留袖、訪問着などの礼装に合わせる「袋帯」には、金糸を使った「錦織」「唐織」の他にも、「引き箔」と呼ばれる技法があります。

 

金糸は芯になる糸に金箔を巻き付けて撚りをかけたもので、純度の高い金を使った「本金糸」は非常に高価なため、アルミや銀などに彩色をした金糸が使われることもあります。

「箔」は漆を塗った和紙に金箔を貼り付け、細かく裁断し、撚りをかけずにそのまま緯糸(よこいと)として帯に織り込まれます。

 

金糸がたっぷりと使われた袋帯は、とても華やかで豪華。ド派手というイメージでは決してなく、繊細な織り模様の袋帯はとても優美で上品です。

 

 

金色の帯は振袖に合わせる帯として、とても人気で、一気にゴージャス感や特別感を与えてくれる帯色です。

 

 

 

2.ゴージャス系の振袖と柄

 

 

 

振袖の柄や模様と言われて、花をモチーフとした柄模様を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

 

花の柄・模様は、伝統的な古典柄の振袖はもちろんのこと、モダン柄の振袖でも用いられることが多いです。

 

 

例えば、

 

 

① 薔薇(バラ)

モダン柄の中で特に人気が高い薔薇柄。

洋風な雰囲気も出るので

ガーリー系のものから、ギャル系のもの、ゴシック系のものなど、描かれ方や色使いによって雰囲気が変わり、幅広く使われる柄です。

 

★写真

 

 

更にその色によっても柄の持つ意味が異なります。

 

・ピンクの薔薇→上品さやお淑やかさを表します。

 

・青の薔薇→その貴重性から「奇跡」や「夢が叶う」をあらわします。

 

 

・白い薔薇→清純や尊敬を、黄色は可憐や友情を表します。

 

このように、隠れた意味を知っていると着物選びも楽しくなりますよね。

 

 

 

②牡丹(ぼたん)

昔から牡丹は「富貴」「豪華」「幸福」を意味するといわれていて、中国では百花の王と呼ばれており、小さなつぼみから大きな花を咲かせることから、華やかさと豊かさ象徴します。

 

 

牡丹は多重の花びらを持つ高貴な花を咲かせる「花の王様」。牡丹は古くから「花の王様」「百花の王」とよばれます。

 

なぜ「花の王様」「百花の王」などと呼ばれるかというと、花が大輪で、花弁がとても美しいからそう呼ばれるそうです。

 

牡丹は着物に使われると、「吉祥文様(きっしょうもんよう)」と呼ばれる文様の一つになり、

吉祥文様は縁起が良いとされている古典的な柄でおめでたいということで好まれる柄を指します。

 

大きくて、たっぷりとした存在感のある牡丹は

豪華さを演出してくれます。

 

 

 

③百合(ゆり)

 

 

「威厳」「純潔」「無垢」の意味を持つ百合の花は洋柄の振袖に描かれることが多いです。

 

黄色の百合→「甘美」

橙色の百合→「華麗」「愉快」という意味もあります。

 

 

百合の花は大きく華やかで、古典的な花柄とは違った雰囲気を楽しむことが出来ます。

 

 

 

 

 

次に、花の柄模様以外にもゴージャス系の振袖によく見られる柄をいくつかご紹介致します。

 

 

④蝶(ちょう)

 

 

蝶柄は古典柄でもモダン柄の両方の振袖でよく使われる人気の柄です。その優雅で可憐な姿が女性らしい印象を与えてくれます。

 

さなぎから優雅な蝶に成長して羽ばたく姿から吉兆の象徴とされ、縁起の良い柄だともいわれています。

 

ゴージャス系振り袖で、金の入った蝶々柄は目立つ事間違いなしです。

 

羽ばたく蝶が入ることで躍動感や立体感も生まれるので、よりゴージャス感が出ます。

 

 

⑤鶴(つる)

 

鶴は延命や長寿の象徴とされる鳥で、品格あふれる美しい姿が人気の柄になっております。

鶴が絵かがれている振袖はとても高級感があり

おめでたい成人の日にぴったりで、親御さんからの人気も高い柄です。

 

同じように吉祥の意味を持つ松や亀などと組み合わせたものも振袖で良く見かける柄で

日本的で優美な印象になります。

 

最近は大きな鶴とデザイン性の高い柄の入った大柄がゴージャスで人気があります。

 


 

⑥孔雀(くじゃく)

 

孔雀は華やかな彩りのある姿とその美しい佇まいから、伝説の鳥「鳳凰」に似た姿の地上の鳥として、江戸時代から人気があり、

羽はメラニン色素の粒によってシャボン玉のように存在しない色味の艶を見せ、

形や模様が神秘的で崇高な雰囲気が富や未来の繁栄の象徴と言われ、おめでたい成人式のゴージャス系振袖にぴったりの柄です。

 

 

 

この様に、ゴージャス系振袖でよく使われる

柄模様を挙げましたが、

これでなくてはいけない!ということではないので、これ以外にも柄の大きさ、地色と柄の対比による華やかさ、色の使い方や柄の組み合わせによってもゴージャス感のある振袖は沢山あるので参考にしていただければと思います♪

 

 

 

 

それではKOEIDOにある振袖の中で

何着かゴージャス系の振袖をご紹介したいと思います。

 

 

 


 

地色が高級感のある落ち着いた紫と黒にゴールドとシルバーで大きく描かれた牡丹の花々。松の葉もゴールドで描かれ、ゴージャス系着物の代表といった感じですよね♪

 

ゴージャス感と大人っぽさ、かっこよさも出る振袖です。

 

帯をゴールドにしてもシルバーにしてもぴったりで、重ね襟や帯揚げも金色の入ったものや

ラメ感のあるものを合わせると、

よりゴージャス感が増しておススメです。

 

 

 

 


 

真っ赤な地色の振袖に、ゴールドとシルバーで枠取りされた、ピンクやオレンジ色の薔薇が沢山描かれています。更に蝶々も描かれ躍動感もあり洋風でモダンな雰囲気が出ています。

 

明るい帯を合わせると爽やで可愛いゴージャス感が出せますし、暗めの黒と金の帯をあわせると大人めゴージャスな雰囲気に仕上がります。

 

 

 


 

 

 

黒と白の地色に、大きな青と紫の百合の花が描かれています。手を広げた時の裾模様から袖模様の繋がりがとても美しい振袖です。

金色で輪郭や線が縁取られており、

大人ゴージャスな雰囲気の中に、上品さを醸す振袖になっています。

重ね襟にシルバーを合わせてクールさをだすのもおススメです。

 

 

 


 

 

赤の地色に大きく飛び立つ真っ白な鶴が優雅に描かれています。松の葉がデザイン画のようにおしゃれなアクセントとなり

永遠の繁栄を願う亀甲網様も描かれ、おめでたい日にぴったりの、凛としたゴージャスで印象的な振袖です。

 

シャイニー素材のシンプルな帯を合わせて

振袖自体のゴージャス感を引き立てるのも

おススメです。

 

 

 

 

このように高級感と存在感があるゴージャス系の振袖を選んで、帯や小物で更に雰囲気をアップさせ、みんなの目を引く成人式にしてみてはいかがでしょうか♪

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東京都東久留米市にある地域密着型写真館・広映堂スタジオです!このブログではお客様のお写真や新しい衣装や小物などを随時ご紹介しています!

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